真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス:その8

 バイブ・カハに何度も叩き落されそうになりながらも最上階に到着。そこには一目で首魁の居室だと分かる、巨大な門がしつらえてあった。さて、いよいよ中にいるゴズテンノウとやらに直談判しなければならない。ニヒロ機構に進入する手助けを貰い、勇を解放してもらう……果たして聞き届けてもらえるのだろうか。こちらには提供できるものが限られている。いざとなったらトールの時のように、力で解決を図るしかないだろう。
 俺は覚悟を決めて、扉の向こうへと進み入った。


 門をくぐると、そこは薄暗い空間。かがり火の明かりが照らし出す天井は高く、奥行きのある広間であることが分かる。突如、不気味な音が空気を震わせた。おおおお……と、何者かが声を発している。対面の壁に備え付けられた祭壇、そこから聞こえているのだ。俺はゆっくりと歩いて、祭壇の様子が確認できる位置まで近づいていく。
 壇上に、一人のマネカタらしき姿が見えた。声の主は彼に違いない。マネカタは近寄る俺など意に介さず、忘我のままに何かを唱えつづけており、今まで見てきたマネカタ達とは異質なものに思えた。


 てんちにきゆらかすは、さゆらかす、かみわがも……


 マネカタの言葉が意味不明なのは今に始まった事じゃないが、無意味な音の羅列に聞こえるそれは、不思議と神秘的な呪文の様に聞こえた。彼は一体何にこの祝詞を捧げているのか。自然と俺の視線は、マネカタの向こう、祭壇の奥へと移る。そこには……背後の壁一面を覆い隠すほどの、巨大な神像が、圧倒的な存在感を持って座していた。あまりの大きさと迫力に、思わず息を呑む。その上背は天井に届く高さで、俺は頭上から見下ろされているような気分になった。ゆらゆら踊る炎に照らされてか、神像の双眸が不気味にギラついて見える……だが、それは気のせいなどではなかった。


 「……良くぞ来た、大いに歓迎しようぞ」


 ビリビリと腹の底まで響くような声は、確かに眼前の神像が発していた(続く)



(だんだんシリアス度が増していくプレイ日記です。おかしいなあ……(ノД`) 気合いが乗ってくると描写に手を抜けなくなっちゃうみたい。ギャグならともかく、下手のシリアス文なんてアレですYO! セーブも一個だけで頑張ってるから台詞も激しくうろ覚えだしね!! ……どうぞなまあたたかく見守ってくださいorz このプレイ日記読んで、女神転生に興味持ってくれる人が増えれば!とささやかな期待を込めて更新しております。あれほど馬鹿にしてた真・女神転生3TRPGのGMでもやってみようかなーとか思い始めている始末。アマラ深界サプリがあると伝奇アクションとしても遊べるって書いてあるし!! ……メガテンは中毒性あっていけませんねー)