空気は一方的に読むものでなく、呼吸による相互作用で作られてしまうものですよ。

 めげさんは良くキャスト作成をSONE君に手伝ってもらっています。自分でデータ作成するのが面倒だとか、そういう理由ではありません(笑 ひとつは、自分の作りたいキャストのイメージをカタチにしてくれるのが上手いから。やっぱりこれはN◎VA歴の違いだと思うのですけど、例えば「トループ呼び出して分身の術と主張するクグツニンジャやりたい。でもエグゼク、クグツ、カゲだとカット進行で何すればいいか分からなくて……」みたいな相談を持ちかけると、「カリスマ入れて精神戦もリアクションも出来るようにしよう。達成値は猿飛で上げればヨロシ。演出は幻術とか言っとけ」みたいに、私じゃ思いつかない解決策を出してくれるのですね。データもこちらが見逃しているものを見つけてくれますから、本当助かってますw
 で、もうひとつ。今の私にとってはこちらの方が重要です。近頃表でN◎VAを遊ぶ機会が増えてきたのですが、私の今まで遊んできた環境というのはかなり特殊らしく、いわゆる「空気読めてないキャスト」を作ってしまうことが多々あります。導入厳しい・神業微妙・特技の組み合わせが理解不能・極端に弱い・極端に強いエトセトラエトセトラ。
 ちょっと面白い記事を見つけたので引用いたしますと、多分現在私のN◎VA観はN◎VA作法 - ROLLING DOWNでGARGILL様が「和マンチ」と描写されているのに近いのだと思います。というか今度レッガー作ろうと思ってまして、まんま<任侠道>の悪用(?)を考えておりました(;´Д`) プレイスタイルの是非の話ではなく、大事なのはやはり如何に擦り合わせるかだと思うのですよね。どこまで譲ってどこまで甘えてみようか。その線引きを考える上で、自分の主観というのは宛てになりません。
 でも、作成予定のキャストをSONE君に相談すると、大抵ダメ出しを入れてくれます。「それはグレーだよー」とか「こうやった方が色んな所で遊べるよー」とか。私はまだまだ「空気読めてない人」なので、非常に重要な情報になるわけです。おかげさまでシナリオぶち壊しそうなキャストでの突撃などを、何度も未然に食い止める事ができています(汗
 SONE君や先達のN◎VAラーな方々が「空気を共有しよう」と努力してきたのは「楽しくゲームする為」で、それは敬意を払うべきことと考えます。その過程で慣習っぽいものはたくさん生まれたのだと思います(私もしばしば目撃して、恥ずかしながらうろたえる事多数) 公式の方向性とかもありますし、その点公式プレイ回数が地を這っている私はますます空気読めない症候群なワケですが、自分のプレイスタイルとうまく折り合いをつけて付き合っていけたらなぁと……だんだん何が言いたいかわからなくなってきた(汗 まあ、きっと過剰に怖がるようなものではないってことですね。
 ……この「空気を共有しよう」っていう発想自体が、ディープでエッジなN◎VAラーにのみ存在する強迫観念だと言われたことがあるんですけど、そうは思いたくない自分がいるわけです。多分これは私を指しての言葉だと思うのですけど、私はN◎VAラーとして特殊な部類に入るのは上に上げた通りで、そんな私でも考える事なんですから、N◎VAラー特有のと言うより、もっと根本的なものだと思いたいですね。
 私のは強迫観念っぽいかもしれないですけど、空気読もうと思う人も、思わない人も、システムに限らずいっぱいいるわけで、そういう人たちが一緒に遊べるように「空気読ませよう」と努力するのは、本当にディープでエッジな方々だけがやる事なんでしょうか。GMさんが最初に「今回はシティでいきます。情報収集が大事なので、それ系の技能重視してください」とかいうのって、普通の事なんじゃないんでしょうか。んー、やらない人はいるかもしれないけど、「自分はこういう空気の持ち主ですよー」と主張するのを、「そんなん必要ないのに」とか言われるとカチンと来ます。逆にそれを怠って事故が起こったら「空気嫁」って不快な気持ちになるんじゃないでしょうか……


 ああ、本当何言いたいのかわからないや^^;
 私的結論。「空気嫁」と言っていいのは空気を作る努力をした人だけ。