ひぐらしのなく頃に考察(ネタバレ有)

 完結まで追いかける気になったので、日記で取り上げる事にしました。解答編第一弾である目明し編が出たにも関わらず、一層深まる謎(**が犯人から外れたって点では一応謎が解けてはいるのか) ネットのあちこちで様々な推理が展開されており、熱心な意見交換をする事で皆さん真相に迫ろうとなさっています。かくいう私もそういったリソースから推理を巡らせておりまして、推理自体は非常につたないものですが、この文書を見て誰かが何かを思いついてくれるかも……そう考え、ここでちょくちょく発表していくことに決めました。当然ネタバレ上等なので、これから購入をお考えの方はお気をつけ下さい。

大前提
・私はオカルト否定派です。
・悟史、圭一、お魎、大石ファンなので、彼らの無実・無事を証明するのが目的です(ぁ
・薬殺は否定したいです。状況は厳しいorz
・二重人格、双子、催眠術、記憶操作なども出来る限り否定したいです。
 ただし、根拠がはっきり読み取れるものに関してはその限りではありません。

綿流しの連続殺人?事件について
 暇潰し編プレイまでは別個の事件だと思っていましたが、梨花の予言の存在により計画的なものである可能性が出てきました。オカルト否定派なので、予言は予知能力によるもので無いと仮定します。ならば梨花が誰かから計画を仄めかされた、あるいは偶然耳に入れたと考えるのが自然でしょう。本人の案ということも考えられますが、「死にたくない」というのが嘘である根拠は今のところ出ていません。あの時点で赤坂をケムにまいてもいいことは何も無いからです。


■動機は?
 予言に記されていた人物は現場監督・北条夫妻・古手夫妻・北条叔母・梨花。一見すると園崎にとって都合のいい人選に思えますが、目明し編ラスト姉妹の会話を真実と受け取るならば、園崎の憂慮システムについて詳しい者がスケープゴートに使用したと考えるのが妥当でしょう。……しかしこれらの人物に共通する動機っていうのはちょっと思いつかないです。
 直接的な動機はなく、一連の事件が「オヤシロ様の祟りに見せかける事に意義があった」というのはどうでしょう。人選は園崎に罪をおっかぶせるのに丁度良いのを適当にリストアップ。……しかしこの説で疑問になってくるのが北条叔母・古手梨花が対象に上げられている事です。
 まず北条叔母。順番的には丁度良いのですが、何故対象は「叔母一人」なんでしょう。これが分かりません。夫妻・夫妻と来ているのですから次の予言も「沙都子の叔父叔母夫妻」とした方がしっくりくるはずです。何らかの意図を感じずにはいられません。
 梨花の殺人予定についても、オヤシロ様の祟りと見せかけるならおかしいかな? 神主夫妻は不信心と言われていましたけど、梨花オヤシロ様の生まれ変わり扱いですからね。祟殺し編梨花死亡→大災害という流れが人為的なものであるならば、大災害の方を祟りとしてみることは出来そうです。


■祟りと鬼隠し
 何の根拠もない思いつきの推論なんですけど、もし一連の事件が計画的犯行だった場合、計画者の本命は祟りの方で、鬼隠しは計画に内包されているものの偶発的要素が高いんじゃないでしょうか。推論材料は以下の通り。


・予言に示されているのは「殺される=祟られる」人たちだけ。(自己反論。2年目3年目は夫妻が共に名前が挙がっている。また、祟殺し編梨花の殺害方法は「鬼隠し」の伝承にあるもの)
・もともとのオヤシロ伝承では祟りと鬼隠しは別個のもの。5年前の綿流しから同時に起こるようになったと言われているだけ。
・5例の内2例(鷹野が富竹殺し犯人だとするなら3例)が祟り=被害者、鬼隠し=加害者の図式になっている。


 で、思いつきの推論というのは……とりあえず一連の計画を作った計画者がいるとします。計画者はある理由で計画に有る5人の殺害を定めます。しかし計画者は手出しを行いません。毎年標的に恨みを持っている人間を割り出し、そそのかして犯行を実行させます。こうする事でそれぞれの事件は別個のものとして扱われるわけですが、この実行犯を「鬼隠し」に見せかけて行方不明にさせることで「オヤシロ様の祟り」を強調すると同時に証拠を隠滅する事が出来ます。つまり綿流し夜の「祟り」のあとに「鬼隠し」と言う図式は、警察や園崎の目を眩ますためにでっちあげられたものなんじゃないかと。
 祟り被害者には割と目を向けてますけど、鬼隠しの方はどうだろう。該当者は現場作業員、沙都子母、梨花母、悟史、鷹野……鷹野は梨花殺害犯じゃないけど。うーん。