ぎるさんに捧ぐ考察。

ぎるさんが本気でがんばるようなので、
チラシの裏にメモを書きこんでおく。……つもりだったけど旧日記落ちてるのでこちらに。

・世界観はシステムのポテンシャルを生かせるものの方がいい。

・私はふぁたるは「物語を即興で作るツール」である事に意義があると思っています(今までのプレゼンから)
 つまり、世界観は「複数の人間が共通認識を持て、尚且つ想像力を喚起するもの」が望ましいわけです。

・ホワミューでいうならば、王道を何でも突っ込んじゃうのはかえってまとまりを欠いて、身内同士でしかプレイ出来ないような環境になると思う。「共通した」認識がもてないと、セッションは明後日の方向に吹っ飛ぶ。それをOKとするなら、「どんな展開になっても収拾がつく方法」をシステムでフォローしないといけないです。
 MHMはヴィークル・サイボーグ・ロボット・超能力・ネットを全部同じ時系列で運用できる上にデータ量も膨大なので、環境によって全然レギュレーションが異なるです。こういうのは現在のFEARの理念に反するんじゃないだろーかと。似たような戦闘光景・世界観のN◎VAの場合は、「どんな行動でも基本ルールは全部一緒」「近未来の地球ってことで情勢を想像しやすい」ってのが扱い易い要因なんだろーか。

 ファンタジーってお手軽なイメージがありますけど、現代日本みたいな我々の世界に近い舞台と違って、有る程度「狭い世界観」を提示してやる必要があるのです。
 見知らぬ地平に放り出されて「何してもいいよ、何でも出来るから!」って言われても、普通の人は戸惑うものです。「何でも出来る」は「何をしていいか分からない」につながりますからね。


以下は方法論。

アルシャードみたいに使えそうなネタをなんでも突っ込んでとにかくデータを増やしていく。ぎるやま流ホワミュー。アルシャとかナイトウィザードとかスターレジェンドとか。

 メリット:プレイヤーのニーズに幅広く対応できる。敷居が低く、思いついたネタをそのまま実際のプレイに流用できる。

 デメリット:最初から膨大なデータを用意するか、こまめなデータの刷新を視野に入れないといけない。また、シナリオ集を用意するなどしてプレイングの指針を提示しなければいけない。プレイヤーのイメージがおっつかないと、凄い勢いで廃れる。

・有る程度世界観をカッチリ設定して、箱庭の中で自由にさせる手法。「近未来」や「現代」は無条件にこっちに分類したい所、常識ってルールブックが我々の脳内に常備化されているからね。ブレカナエンギア、ドラゴンアームズ、ワースブレイド天羅万象、テラガン、ウィッチクエスト(´∀`)、……一応SWもこっちに分類したい。

 メリット:キャラの立ち位置が掴み易い。ルルブ読んどけばとりあえずシナリオのネタは一杯。

 デメリット:読み込んでいる人でないとシナリオ作成に抵抗がある。よっぽど魅力的な世界観で固定ファンを掴まないと、長く遊んでもらえない。飽きるのが早い。読むのがめんどい。

分類はやっつけなので、あんまり突っ込まないで下さい。ナイトウィザードとか現代モノだし、一応。
このどっちかにしろっていうんじゃなくて、私としてはメリットデメリットを理解した上でホワミューrevisedでも考えてみようかと思ってます。並行して、最初っからファタル運用考えた世界観もね。

あと「何でもOKはどうなのよ」っていうのは、ヴィジュアルイメージの問題もあるです。イラストに出来るもののほーが頭の中には残ると思うわけで。

……これ、BBSに書いたほうがいいかな? この手のメモ書き可なら、次からは向こうに書きますよ。