「千早血風録」「届かぬ弾に想いを込めて」微ネタバレ有

 22日日曜日に、/N◎VAさんのオフ会に参加して参りました。こういった集まりに参加しだしたのは本当最近の話なのですが、大変楽しませて頂いております。自分のサークルでは殆どN◎VAをプレイする機会がないので、少しずつ慣らしていければなーと思う次第です。(二次会で話し掛けていただいたのに碌な反応できなかった方、ごめんなさい。次に行くときはキャスト10体以上は作ってルルブ内容熟読しておいた方がいいようですね(;´∀`))

 早速アクトレポなんぞ……両方PC1を射止めてしまい、かなーり必死だったので片寄った視点になるかとは思いますが^^;

「千早血風録」 RL:侵入者さん

 社の為に尽くすのがクグツのスタイルですが、千早重工内の内紛を背景に「何を持って社の為とするのか」を問い掛ける燃え燃え作品。問い掛けられまくって大変無様な姿をさらしたダメPC1が此処にいますが(滝汗 シナリオとゲストの行動があまりにも格好良すぎて、自分の立ち位置を見失うと言うダメっぷり。要反省です。(後半戦の須川さんのクグツを見ていると、成る程!って思うところが一杯。本人は激しく否定なさってましたが……格好いいと思うんですけどねぇw)
 さてさて、今回クグツ枠に持ち込んだのは人材派遣忍者の薄荷丸(カリスマ、クグツ◎、カゲ:ニンジャ●)というキャストでした。忍術指定した<メイデイ>で呼び出すカゲムシャトループを「伊賀藤林流経費削減忍法・分身の術でござる!」と言い張りながら、一人分の給料で30人分働くをモットーにゾロゾロ引き連れて行動するアホクグツ。初めてのクグツ作成ということでやりなれた似非忍者で貫き通そうと投入したわけですが……この似非忍者を差し置いてアクト中に吹き荒れる忍者エフェクト。初っ端から何処の親方様ですかって感じの早川美沙。アーコロジー内には店員ALL忍者のニンジャ喫茶。あまつさえ敵ゲストまで分身(トループ)使いと来たもんだ!
 OP後はさっくりとフェイト枠、天色在人さんの”女神の瞳”天美(ミストレス●・フェイト◎・マヤカシ)と合流。合流時の演出がド阿呆だったにも関わらず付き合ってくださって何ともはや…… リサーチに入ってからは天美と須川さんの"玄武"劉黒宋(カブト●、カゲ:スペシャルフォース◎、チャクラ)が組んで動き回り、凄い勢いで情報を引き出してゆきます。こちらはというと情報項目そっちのけでゲストに熱烈アタックを繰り返しており、ぐだぐだ青二才ロールプレイを繰り広げていた気がします(汗 青二才はともかく、シナリオ的に絶対に必要なシーンというわけではないのだから、****に会いに行った1シーンだけでビシっと覚悟決めとけばよかったなぁと……でもおかげで早川美沙のサンドバック粉砕シーン+雅之LOVE練気を拝めたからそれはそれでよかったのかも……(いやいやいやw)
 間で相当ぐだった分、クライマックスとエンディングは頑張れたと思います。思いたい(汗 ラストのカット進行は2舞台同時進行で行われたので、キャスト勢は1:2に分かれることとなりました。一人で頑張ってくれたのはカブトの劉。ゲストの数に合わせたとは言え、スペシャルフォースと空蝉を駆使しての大活躍。練気でダメージがとんでもない事になってたのが印象深いです。一方こちらは私のクグツがアタッカー&ディフェンダー兼務、天美の盾の乙女で行動回数を増やしてもらいながらどうにか渡り合う。天美のブランチ・ゴッデスの演出について「破幻の瞳だー!」とか勝手に盛り上がる周囲。ここでもニンジャニンジャ! ラスト神業打ち合いで、守護神のナイス利用法を天美が思いついてくれたので、全員綺麗に神業を撃ち終わってクライマックス終了と相成りました。
 なんか全体を通していろいろ突っ込みどころ満載の動きをしていましたが、周囲の皆様の協力があってどうにかエンディングで一本筋を通すことに成功。次からはマネキン呼ばわりされないビシっとしたクグツやりたいですねー(号泣

「届かぬ弾に想いを込めて」 RL:天色在人さん

ハンドアウトにド直球一目ぼれ。これは是非とも!と立候補したら見事PC1を射止めてハッスルしまくったスナイパーシナリオ。勿論当方はカブトワリ枠、“バロール”鷹尾瞳で参戦。視界内の標的を必ず仕留めると言われた、伝説の殺し屋バロール──の脳みそが移植されたBH新人女性隊員というキャストで、ぶっちゃけジーザス+Mr.クリス。
 今回はカブトワリ導入と言う事でMr.クリス設定はただの自己満足のつもりだったのですが、しっかりいじってくださる周りのPL様方。なんつーか、上手いです。流石ですっ。プロフェッショナル系が集まったキャスト同士の絡み、これが非常に心地よい距離感で、アクトを通して自然なロールプレイをさせてくれたなーと思います。
 クグツ枠は須川さんの“サムライ”クルス・ウィロウ(カブキ:クラウン◎●、カタナ、クグツ)、武勇伝は聞いていたわけですが、エッジ過ぎるクグツ。ってかエッジしかないクグツ。というかキー・ペルソナ、共にクグツですらない。敵だろーが味方だろーが一貫してサムライ魂&心の刃でコミュニケーションを取る人。天晴れ。アクトのテーマが「心眼」だった訳ですが、クライマックスでいきなり心眼を開眼し、数km先から放たれたクー・デ・グラを一刀の元に叩き伏せて《チャイ》 サムライには同じ技は通用しないと仰っておいででしたが、まさか一度見たからといってファイトで増やされたデグラを叩き落すとは……これがカブキサムライの実力かー!
 カブト枠は侵入者さんの沖優一(カブト◎●,チャクラ,レッガー)、元紅蓮の縁者で、レオニーダ・ガリアーノに心酔しており、その行方の情報交換を条件に稲垣に雇われるという導入。良識系キャストかと思いきやエンディングで劇物に化学変化。ゴスペられた稲垣をクリスタルウォールでドついて黄泉還らせたまでは良かったが、必要な情報を聞きだせないと見るや否や、稲垣に詰め寄って……(以下ブラックアウト。この後何が起こったかは《不可触》されております) ってえー( Д)    ゜   ゜  き、きっとマフィア仕込みのあんな拷問やこんな拷問が繰り広げられたに違いないDEATHネ(((;゜Д゜))) 硫酸で溶かされて下水王国に流されて無いといいね、がっきー。
 さて私はと言いますと……いやーもう、盛り上がりすぎちゃって書くのが恥ずかしいくらいです(*ノ∀ノ) インフィニティの設定とバロールの由来が凄い勢いで噛みあっちゃった結果、非常に暑苦しいロールプレイを繰り広げさせていただき、またそれをRLさんのすさまじい包容力で拾ってもらいました。他のPLさんがシステム面でフォローを沢山入れてくれたため、ソッチ方面に集中することができたのだと思います。ところどころ挟む回想シーンがモチベアップを手伝い、最初っから最後まで全力疾走することができました。OPが終ったときからキタ──(゜∀゜)──!!と思ってはおりましたが、いやもう感服です。お腹一杯です。これ以上語ると酷い有様になるのであとは裏日記に投下。
 以下にハイライトシーンを書き出しておきますが激しくネタバレなのでご注意ください。

・唐沢のスタイルは在り得ない!(爆笑
・カット進行開始後にアクシデント頻発。
・プロットした直後にそのスート持って無いことに気づく。経験点消費。
・ぶっちゃけ、防御も攻撃も神業足りない。
・敵の攻撃。防御神業ない→受けられない→全弾素通し。
・唯一軽減系持ってないバロールがいきなり初弾をたたっこまれる。一同死を覚悟するものの、山札が弾き出したのはよりにもよって19番。最強の射程を誇る二人のカブトワリが、同じ銃を手に取り、全ての知覚を断ち切り、己の心眼に賭けて照準を合わせる!……テーブルを支配していた死の恐怖が一転して未曾有のハイテンションに。
・エンディング3シーン中2シーンがゲスト処刑大会!(・∀・)

 ……非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。是非またご一緒させていただきたいものです。




 そしてオマケ。
 俺の俺による俺のための台詞覚書改変アリアリ(あれです。みっともないですが、こんなの書いちまうくらいスッゲー楽しかったっていう表明だと、生暖かい眼で見守ってやってください)

──全ての感覚に頼るのをやめた。

  かつてのインフィニティは言った。
  一流のカブトワリは、対象が何者であろうと射抜くだろう。
  だが、超一流のカブトワリは自分で狙うべき敵を定めることが出来る。
  覚えておけ、心眼の極意は、己の心に敵を見定めることにあるんだ。

──俺の中に残っていた、絶頂期のインフィニティを、
  目の前にあるはずのスマートスコープの向こうに描き出す。

  射角、遮蔽物、高度3000mの風速も計算に含めて、最高の立ち居地に奴はいた。
  先に照準を合わせた方が勝つ。
  インフィニティの心眼が、俺を捕らえる。
  気圧されるな、俺の眼は塞がったが、バロールの瞳は閉じちゃいない!
  互いの構えたLR67の銃口が、一本の線上に重なった。

  僅かに早く、インフィニティの照準が俺の眉間を貫いた。
  俺はそれでも、無限に届けと、引き金を絞った。

  銃声。


  
  だが、インフィニティの弾丸が届くことは無かった。


  あの頃のアンタだったら──横たわっているのは俺の方だったよ。
  インフィニティ──




エンディング いつか共にあったビルの屋上にて。

師匠「バロールか……」
  「……すっかりやられたな。
   もう俺の手は銃を握れない。インフィニティは弟子に越えられたって訳だ」

俺「今日の俺は、バロールじゃない。
  ブラックハウンドの鷹尾瞳として、アンタに伝えるべきニュースを持ってきた」

師匠「……ん、聞こうか。ハウンドの鷹尾」

俺「──インフィニティは死んだ」

師匠「……」

俺「インフィニティは真教浄化派の稲垣光平襲撃事件に加担し、
  奴らに復讐するために甦ったバロールの手で、殺された。

  ……サイバーアームじゃ、アンタの射撃の精度は再現できない。
  もう死んだんだ、インフィニティは」《不可触》

 「──もうアンタは伝説の殺し屋でも何でもない。
  バカな事を考えるのは終わりにするんだな。
  ……もっとも、アマがプロの領域に飛び込んでくるような真似をするなら」

 「俺は容赦しない」

師匠「──そうだな。ここにいるのは最早、しがない一人の爺さんに過ぎん」

俺「そういう事だ。
  ……じゃあ、俺は行くぜ。勤務中なんでな」

師匠「ん……」

俺「(出口に手をかけて、振り返らずに語りかける)
  ……復讐が愚かだなんて、口が裂けても言わないさ。
  アンタも良く知ってるだろう。
  俺は連中(浄化派)とのケリを付けるまで、今のペルソナを被り続けるよ」

 「ただ、いつかは──全てが終って、このペルソナを外す時が来る。
  そん時に、帰るところが在って欲しい……なんて思うのは、可笑しいかい?」

 「じゃあ、な」


カブトワリのペルソナを捨てた、二人の男。
再び合間見えるのは何時の日か……


──バロール、前から決めていた事なんだがな。
      今日を限りに、俺はこの稼業から足を洗う事にした。

──おいおい、酒の進みが悪いと思ったら、体調でも崩したのかい?
      歳っつーにはまだ早いぜ?

──悪いな、本気だ。妻のお腹には、俺の子供がいるんだ。

──……そいつぁ、仕様が無えなぁ……いや、おめでとう、だな。
      流石のインフィニティも、左右に奥さんと子供抱えてちゃ、
         ライフルなんて扱えねえよな、ははっ

──全くだ。だが、思い残すことはないさ。俺の技術は全てお前に残していくんだからな。

──参ったね。まだ心眼の極意は掴んじゃあいないってのによ。
      まぁ、アンタの後ろ髪を引かないように、こっから先は俺一人でやってみるさ。
         俺はアンタの、カブトワリとしての息子だからな。

──おいおい、それじゃあお前は
      今度生まれてくる子供の兄貴になっちまうじゃないか。

──兄貴って柄じゃあねぇなあ。

──全くな、ははははっ。 

 一応注釈しておきますと……

 ちなみに実際のアクトでも確かに弾丸は届かなかったのですが、“サムライ”クルス・ウィロウが心眼を開眼して切り落としてくれたからであります(笑) リサーチでインフィニティ相手に「お前の弾丸は決して届かない!」とかタンカ切ったものの、実際は防御神業もリアクション特技もないから守ってもらいまくりっていう、非常に恥ずかしいクライマックスに(゜∀。)